Sora Unity SDK サンプル集を動かしてみたfor iOS

これは sora-unity-sdk-samples を iOS で動かした手順をまとめた記事です。

目次

GitHubへのリンク

github.com

この記事はどこまで?

環境構築をして、iOS 端末に映像が映るのを確認するまでです。

Windows 向けはこちら
torikizi.hatenablog.jp

Mac 向けはこちら torikizi.hatenablog.jp

Android 向けはこちら torikizi.hatenablog.jp

実行環境

事前準備

  • サンプルのリポジトリから Clone or Download で zip を取得します
  • ダウンロード完了後適当な場所に展開しておきます
  • 展開した先にターミナルで移動します cd hoge/sora-unity-sdk-samples
  • ./install.sh でインストールシェルを実行します。 ( Windows の場合はエクスプローラで install.bat を実行します )

準備完了からシーンオープンまで

ここまで来たら準備完了なので 「プロジェクトを開く」 で開きます。
Unity Hub ならリストに追加です。

開くと以下のような感じになるので、用意されているシーンをロードでOK
f:id:torikizi:20191203013241j:plain

接続先の設定

接続先は簡単に接続確認ができる Sora Labo を使います。

sora-labo.shiguredo.jp

Sora Laboの使い方

- Sora Labo は商用目的で利用可能ですか?
  - 商用目的での利用できません
- Sora Labo をサービスに利用可能ですか?
  - Sora Labo は検証目的以外では利用できません
- Sora Labo は法人や個人事業主で利用できますか?
  - 法人や個人事業主での利用は申請が必須です
- Sora Labo はアカデミックで利用可能ですか?
  - アカデミックでの利用は申請が必須です
- Sora Labo は長時間接続しても問題ありませんか?
  - 長時間接続の利用は申請をお願いします
- Sora Labo のベンチマーク結果を第三者へ公開することの禁止

ビルド準備

SDKのドキュメントの中に iOS の注意点があるので確認します。

詳細はドキュメント側に譲りますが、大きく以下のような確認をします。

  • iOS Plugin の設定確認
  • カメラ権限の設定確認
  • マイク権限の設定確認
  • ビルドターゲットバージョン

ビルド実行とその後

iOS 端末で利用するには Unity でビルドした後出力された xcode プロジェクトからビルドして転送する必要があります。

Image from Gyazo

Unity の設定で事前にやっても良さそうですが、忘れがちなので signing & Capabilities をちゃんと設定します。

Image from Gyazo

動いた

xcode でビルドの準備ができたら iOS 端末を接続して Build (▶︎ボタン) を実行すればビルドが開始されます。
ビルド成功後、iOS 端末で動いているのを確認します。
初回はカメラやマイクを使うか聞かれるのでOKを押します。
今回は Android Mac iPhone で動かしています。
Image from Gyazo

おわりに

iPhone Android で Unity を使った WebRTC が簡単に体験できました。