Reactガイドを読んでいくその2

React

これは

Reactのガイドを読んでいく記事です

ガイドのリンク

ja.reactjs.org

JSXの導入

UIなど見た目の部分について記述するために
JavaScriptの機能を全て備えたJSXを使う。
JSXの構文の例

const element = <h1>Hello, world!</h1>;

JSXを使う理由

ReactでJSXを使うことは必須ではないものの、
JavaScriptではUIを扱う際にJSXが有用とみなし使われている。
またJSXであるがゆえにエラーや警告も拾いやすい。

マークアップとロジックを別々にして分離するのではなく、 Reactは両方を含む疎結合のコンポーネントという単位で関心の分離を行う。

関心の分離 - Wikipedia

JSXに式を埋め込む

// name変数を用意
const name = 'Josh Perez';
// nameを使用
const element = <h1>Hello, {name}</h1>;

ReactDOM.render(
    element,
    document.getElementById('root')
);

JavaScript関数の結果を要素に埋め込む
単純な埋め込み

// JavaScript関数
function formatName(user) {
  return user.firstName + ' ' + user.lastName;
}

const user = {
  firstName: 'Harper',
  lastName: 'Perez'
};

const element = (
  <h1>
　// JavaScript関数の結果
    Hello, {formatName(user)}!
  </h1>
);

ReactDOM.render(
  element,
  document.getElementById('root')
);

JSXもまた式である

コンパイル後はJavaScript関数の呼び出しに変換される。
JSXはJavaScriptオブジェクトとして評価されるため、
ifなどで使用したり、関数から返したりできる。

JSXで属性を指定する

文字列リテラルを属性として指定するために引用符を使用可能
const element = <div tabIndex="0"></div>; 属性にJavaScript式を埋め込む際には中括弧を囲む引用符を書かない。

JSXで子要素を指定する

タグが空の場合XMLのように/>でタグを閉じることが可能。
const element = <img src={user.avatarUrl} />; JSXのタグは子要素を持つことが可能。

const element = (
  <div>
    <h1>Hello!</h1>
    <h2>Good to see you here.</h2>
 </div>
);

JSXはインジェクション攻撃を防ぐ

ユーザ入力を埋め込むことは安全

const title = response.potentiallyMaliciousInput;
// This is safe:
const element = <h1>{title}</h1>;

ReactDOMはJSXに埋め込まれた値をレンダリングされる前にエスケープする。そのためアプリケーションで明示的に書かれたものでないコードは注入されないことが保証され、レンダー前に全て文字列に変換される。
XSS攻撃の防止に役立つ。

cybersecurity-jp.com

JSXはオブジェクトの表現である

以下の二つは等価。

const element = (
  <h1 className="greeting">
    Hello, world!
  </h1>
);
const element = React.createElement(
  'h1',
  {className: 'greeting'},
  'Hello, world!'
);

React.createElement()は以下のようなオブジェクトを生成する。

// Note: this structure is simplified
const element = {
  type: 'h1',
  props: {
    className: 'greeting',
    children: 'Hello, world!'
  }
};

明日は要素のレンダーです。

今日はここまで。